2005年10月21日発行
通算09号
発行所 たんぽぽの家
〒630-8044
奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL(0742)43-7055
FAX(0742)49-5501
あべまりえさん(水彩講師/イラストレーター)
「もうすこし ここにいたかったなぁ…」「もうだれも ぼくがここにいたこと わからないね」カサは、つぶやく。
そのとき、「ううん わかるよ。きみは……そこにいたよ」「ぼくは みてたよ」カサにそそがれていた、もうひとつのまなざしの存在がクローズアップされる。
あべまりえさんが初めて出版した絵本『ぼくはみてたよ』は、明るくやわらかい色調の水彩画に彩られ、ほんわりとしたやさしさに満ちている。
(三浦久子/(株)エイジレス・ラボラトリー)
高齢者や障害者の施設での生活プログラムのなかに、必須項目として「遊び」が取り上げられています。最近、遊びの質が見直されてきたのは嬉しいことです。
遊びは、人の心を開き、心を癒し、心を弾ませ、人を元気にします。心身のリハビリとしての効用も実証されつつあります。
(渡辺俊之/精神科医、高崎健康福祉大学教授)
介護とは、喪失との出会いである。健康であった親や配偶者が弱っていく。介護している人の死期がだんだん近づいてくる。悲しみの感情が心にわき上がる。悲しみは自然な感情である。悲しみはときに否認される。悲しみが体験できないのは、それを抱える心の器がないか、それを抱える準備が心にないからであろう。あるいは、悲しみが大きすぎるのであろう。
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