ホーム > インクルーシブデザイン・プロジェクト > レポート > インクルーシブファッション
インクルーシブファッション
主催:財団法人たんぽぽの家
共催:
京都造形芸術大学
企画構成、ファシリテーター:
水野大二郎(京都造形芸術大学非常勤講師)
ファシリテーター:
平井康之(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
実施時期:
2010年2月16日~ 17日
Issue
ファッションデザインは他のジャンルと異なり、しばしば「機能性」よりも「美しさ」や「社会性」 といった要因が偏重される。したがって、「障害のある人のために」「高齢者用に」「介護用に」 特別にデザインされた衣服では、それを着る人を満足させることができないのではないか。 ファッションを学ぶ学生が「自分も着たい」と思えることと「機能性」を両立させるデザイン について、普段着のファッションを題材に取り組んだ。
Process
ワークショップでは、リードユーザーとして参加した5 名の障害のある人にビジュアルダイア リーを依頼し、1週間にわたりどのような服を着ているのかを事前に写真で記録してもらった。 参加した学生は、5 チームにわかれ、写真を通して交わされた意見によってリードユーザーが 感じる困難だけでなく、趣味・趣向も共有したうえでの協働制作によって、衣服を制作した。
Solution
「ジーンズ」
車いすに座っているとズボンのポケットが使いにくく、携帯
電話や小銭などをいれるところがない。そこで、ジーンズのふ
くらはぎの部分にポケットをつくった。
「タグ」
Tシャツや色ちがいなど、形の似た服が見分けられないという
全盲の女性のニーズに対し、ラインストーンの点字をあしらっ
たアルミプレートをぬいつけたり、アクセサリー用のホールをつ
けるなど、服に触覚的なちがいをつけるデザインを提案。
「ジャケット」
後ろは車いすにすわっていてももたつかないように短く、前は
ひざまであたたかいようにデザインされたポンチョ。学生が着
てもおしゃれに着こなすことができるデザイン。
「ソデ」
いつもそでが長すぎるというニーズに対して、そでの長さを調
整できるデザイン。SサイズとMサイズの間やMサイズとLサ
イズの間などの中途半端な間のサイズに対応できる。


